つい先日、青森のお隣秋田県でCSS Nite in AKITAが開催されました。東北では滅多にないWeb業界のメジャーイベントということで是非に行きたかったんですが(CSS Nite in AOMORIの実行委員が一人ということもありますし)、諸々の事情で出席できませんでした。。しかし参加者の方々のレビューを見るに、かなり良いイベントだったようで申し訳なさを通り越して参加できなかった悔しさが…(笑)
今回の講師の方々はCSS Niteではおなじみ(というか本家主催者)鷹野さん(スイッチ)、日本のWebアクセシビリティの第一人者、植木さん(インフォアクシア)、そして地元秋田出身で各業界紙でもよくお顔を拝見する新谷さん(セカンドファクトリー)のお三方という豪華講師陣。お話直接聞きたかったなあ。。次回2008年1月12日の仙台にはぜひ行きたい!
ちなみにCSS Nite in AKITAについては地元の秋田経済新聞でも詳しく取り上げられています。新聞社が協賛してくれているというのは凄いと思うと同時に、Webへの理解が進んでいるんだなあと羨ましくなりますね。AOMORIもがんばらなくちゃですね!
「ホームページは見た目だけが全てじゃないよ」というのは正しいと思っていますが、「どっちかというと見た目が良い方がいいよ」とも思います。
サイトの価値は様々な要素でユーザに評価されます。それは見た目のデザインの綺麗さであったり、ユーザビリティやアクセシビリティが秀逸であったり、コンテンツが個性的で面白かったり、または情報量が多いなど指標は千差万別だと思います。が、例えば同じジャンルのサイト2つを比較した際に即答で優劣をつけるといった時は、大抵「パッと見の綺麗さ」で順位をつけるのではないでしょうか(時間をかけて見れば違う結果になることはあるとしても)。
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「Web2.0」という言葉の生みの親であり、オライリー社の創立者であるティム・オライリー氏が10年ぶりに来日されたそうです。
インタビューの中でオライリー氏は「新聞(Newspaper)はなくなるだろうが、ニュース(News)はなくならない。オールドメディアにとっては、自己改革(re-invent)をするチャンスだ。」と述べています。日本と海外どちらも当てはまることですが、アルファブロガーや有名なブログの中には、人を雇って運営し収益を上げているものもあり、それらは元々プロの記者ではなく一ユーザの立場から上り詰めたものがほとんどです。ことニュースというコンテンツは、新聞社のサイトにおいて発信のタイミングやボリュームに制約(全てをウェブで公開したり、目玉記事を紙面に先行して公開すると肝心の紙の収益に影響が出るといったことなど)が出ることも少なくありません。個人的には格闘技イベントの試合結果速報などですね。青森ではフジテレビが入らない地域が多いので、スポーツ新聞サイトで試合の結果を見たいと思っても、日が変わってからの配信になることが多かったりします(その場合は掲示板サイトの速報板をチェックしたりして情報を得るのですけど)。
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ライブカメラで地方の様子をライブ配信…といえば、青森だとI love 青森まるごとViewがよく知られているかもです。ちょっと前までネットでライブ映像を配信するというのは、配信する側も見る側もちょっと手間かかったりしてたと思うのですけど、最近はすごく簡単になったようで、ウェブカメラとネットにつながったPC環境さえあれば気軽に誰でも無料で映像をライブ配信できるサービスが増えています。
自分の知っているところではUstream.tvやOperator11、Stickam(Stickamは日本語サイトもあります)、blogTVなどがあって、どれも無料で気軽にライブ映像が配信できる機能はもちろん、ライブ映像を記録できたり、ライブの模様をブログに貼り付けられたりなど、それぞれに特色があるそうです。
自分が実際に試してみたのはUstream.tvで、ユーザ登録から実際のライブ映像配信までの手順はネットから適当に見つけてやってみたところ、確かに驚くほど簡単にライブ映像が配信できました。なかなか感動ものです。
ちなみにその時流した映像はうちの部屋の洗濯物だったのですけど(笑)、引越ししたら津軽富士の岩木山のライブ映像配信でもやろうかなと思っています。
この前ハックに使えるGoogleのツールをいくつか紹介したんですけど、Firefox+Googleツールバーは結構いい感じです。Firefoxがちと重いのが気になりますけど、RSSリーダーもGoogle Readerに統一して、自宅とモバイル共通にしたので効率的に見て回れます。ついでにGoogleブックマークも使ってお気に入りも徐々に統一しつつ便利になるよう色々試し中です。
で、自分の好みのトップページを作れるiGoogleには、自分の好みの機能を持ったツール(ガジェット)を選んで組み込めるんですけど、これもかなり便利。今月のWeb Creatorでもガジェットの特集が組んでありましたけど、ガジェットは間違いなくこれから来ると思います。iGoogleに組み込むタイプのガジェットはブラウザ内で機能するものですけど、デスクトップ用ガジェットも出てきてて制作方法も公開されています。ニンテンドーDSやPSP、WiiなんかでもサイトやFLASHが閲覧できるようになってきたことと関連付けると、もう「サイト制作」という括りで考えてたら時代遅れな感じがしてきます。
個人的には自分の仕事はサイトを作ることというよりも、クライアントの目的を達成するお手伝いをすることなわけで、HTMLを組んで綺麗なページを作ることとは根本的に違うと思ってます。どこかで「WebのことしかしらないWeb制作会社は害」という一文を見かけたんですけど、自分も全くそう思ってて、Webの枠でしか物事を考えられないとクライアントに損をさせるというか、幅が狭い提案や企画しかできないと思います。色んなメディアの特性を知って、それらと絡めた思考は当然必要だと思います。自分自身もただHTMLやFLASHを組むだけではなくて、企画を依頼されれば資料を集めてマーケティングをするようにしてますしね。
と同時に、どんどん進化するWebの技術を把握しておくこともとても大事だと思ってます。上記で言ったデスクトップ用ガジェットや、ブラウザ以外のプラットフォームで動作させることとか、ブラウザの枠を飛び越えた事例がどんどん出てくると思います。Wiiなんかはコントローラーを振ったりすることで動作が起こる新しい機能を持ってますけど、ああいう特殊な機能とWebの技術をマッシュアップしたものとかも出てくると思いますし、実際もう模索されてるはずです。
他には手でコンテンツを扱えるMicrosoft Surfaceなんかも。映画「マイノリティー・リポート」を見たことがある人はなんとなく分かるんじゃないかなと思うんですけど。これのポイントは多点入力が機能すること。普通のFLASHアプリケーションなんかだとマウスで一箇所をクリックすることしかできないんですけど、これは複数の入力を感知できるのでより操作性や機能が向上したものが出てくるんだと思います。
つらつらと珍しく長文を書いたのですけど、要はWebの技術だけにとらわれない考えを持ちつつ、Webの進化にはついていって仕事に生かせるようにしたいということでしょうか。そのうち「ホームページ制作会社」という肩書き自体が滑稽な言葉になるかもですね。ひょっとしてもうそうなのかな。個人的には個人のまま仕事していきたいですけど、色んなスキルや技術を持った会社や個人の方とドリームチームを組んでいい仕事ができたらなと思ってます。
こうやってある程度文章にするといい練習になるというか、論理付けて考えを整理できるし、ブログってばやっぱりいいですね。
CSS Nite in AOMORI無事終了しました!来てくださった方々本当にありがとうございました!
当日は約150名超の方々に来ていただけて、結構な盛況ぶりでした。青森県内はもちろん近県の秋田・岩手、遠くは東京・そして沖縄(!)からと、全国から青森へおいでくださいました。
講演は益子さん・長谷川さん・鷹野さんの順で行われました。
益子さんは「ユーザーエクスペリエンスの最適化(UEO)とアクセシビリティ・ユーザビリティの新展開」についての講演でした。頭の中ではなんとなく分かっていたことを改めて整理できた感じ。スライドの合間に出てくる楽しい演出も面白かったですし、プレゼンの流れもすごく参考になりました。
長谷川さんは「CSS を使ったデザインテクニック24連発」ということでテクニカルな部分のレクチャーをしていただけました。かなり深い内容もあって、今まで知っていたテクニックから「なるほど!」と思うような実戦的テクニックまで幅広くカバーしてあって勉強になりました。
鷹野さんからは「Dreamweaverテンプレートの使いどころと、IE7対策」ということで、IE7対策辺りではブラウザ周りの最新動向を聞けて非常に参考になりました。またDreamWeaverテンプレートについても役に立つテクニックをポイントを抑えて説明していただけてこちらもとても参考になりました。
お三方の講演のあとは抽選プレゼント!書籍からDreamWeaverショートカットキー一覧下敷き・AdobeのTシャツなどなど盛りだくさんのプレゼント会でした。
その後はお三方によるパネルディスカッションということで、普段の仕事のことから様々なお役立ちTipsなど、ざっくばらんにお話を聞けました。これは後の反省会でも出たことですが、やっぱり地元青森の人を一人入れての方が良かったですね。
なんだかんだで裏でドタバタしてましたが無事終了!その後の懇親会も大盛り上がりだったようで何よりでした(内容割愛。3次会で帰宅しました)。
この企画のために初めて集まった(山本さん・小坂さん・ワックさん・俺)とき、「目標200人」を掲げた時は正直100人も厳しいと思ったのですけど、みんなの尽力や周りでサポートしてくださった方々のおかげで、200人には届かなかったもののたくさんの方々に足を運んでもらえたり協賛を戴いたり遠方からお越しいただけて本当に良かったです。著名なクリエイターの方々にもお会いできてお話を聞くこともできましたしね。こと長谷川さんとは空港にお迎えに行ったということもあって、短い時間でしたが色々仕事回りのお話を聞くことができましたし、憧れの福井信蔵さんのこともチラ聞きできましたし(笑)。
あとあまりお話できなかったんですけど、沖縄からの参加者で松竹さんという方。実は家に帰ってから気になって、Webdesigningのバックナンバーをあさってみたら、2006年7月号の「近ごろ話題の12組のクリエイターたち」という特集で紹介されている方でした。なんてこった…持ってた一眼レフデジのD70一緒ですねくらいしかお話できなかった…。更によくよく調べたら俺のRSSリーダーに松竹さんのブログ登録してちょくちょく読んでました(笑)まあでも8月にはCSS Nite in OKINAWAもあるようですし、またその時にでも(行くのか)!
そして同じ青森でがんばっているWebクリエイターの方々とも触れ合えて楽しかったです(^^)異業種の方々にも会えましたしね。色んな方面の方とたくさん絡めると面白いだろうなあ~。
まずは皆さん本当にお疲れ様でした!
CSS Nite in Aomoriの開催まで約1ヶ月となりました。Web業界の最先端を学べるイベントが青森で開催ということで、方々で話題になりつつ参加者も着々と増えつつあります。各講師の方の講演内容も決まり、そして本日は講師の一人である鷹野さんが青森に来青されるので打ち合わせと懇親会場の下見にお付き合いしてまいります。
申し込み状況を見ていると、スクールの生徒さんが結構たくさんいて嬉しいです。一緒にたくさん学んでいきましょう!
3月末までにお申し込みいただいた方にはCSS Nite特製オリジナルトートバックをプレゼント中なので、お早めに申し込みを!